不動産豆知識37 ~騙されないぞ!~
皆さんこんにちは。
ココトチの「関西弁の熊」です。
今回は、前回検索方法の初歩をお伝えしたので、ちょっと進めてみましょう。
価格
検索の初歩をクリアするとね、自分の欲しい物件の情報がでてきますね。その情報を見て見ましょう。
当然一番最初に目が行くのが価格になりますね。この価格だけを見ても相場より高いかどうかわかりませんね。
そんな時は!隣の物件や近くの物件の価格を調べるんです!
サイトによっては坪単価が表示されていますので、それを比較すれば大体の相場がわかるということになります。
そんな感じで相場ってのを自分なりに理解しておくと、この土地は何で高いんだろう?とか、えらく安いけど何かあるのかな?って感じで価格の裏側を感じる事ができるんですね。
これってとっても大事なことなんですよ。相場の価格を理解しておかないと後で騙された気分になっちゃうでしょ。
更なる豆知識
知ってる人は知ってることですが(当たり前か…)土地の価格を表現するときにね「坪単価(つぼたんか)」って表現をすることがあります。
皆さんは「坪(つぼ)」ってご存知でしょうか?「坪」ってのは広さ(面積)を表す単位で、古い日本の単位になるんですね。(確か明治時代に決めた単位だったと思います。)
こんな古い日本の単位のことを「尺貫法(しゃっかんほう)」っていいます。「坪」の他にはね「尺(しゃく)」っていう長さの単位があったりするんだよ。
現在世界基準になってるメートル法からすると10進法になってないので、ちょっと慣れないとややこしいんですね。例えば、6尺=1間(けん)って感じで単位が変わっていくんだよ。
でね、1尺≒0.30303mって換算をします。で、6尺×6尺が1坪ってことになってるんですね。6尺ってのは 0.30303m × 6 = 1.81818m ってことになりますね。それが、縦横ですから、1.81818m × 1.81818m = 3.30577851㎡となります。
ってことは、1坪=約3.3058㎡となるんですね。で、この1坪当たりいくらなのかってのが「坪単価」ってことになるんです。
う~ん…相変わらずわかりづらい…
本当はね、この尺貫法をお伝えすると面白いんだよ。日本って、けったいな国やったんやなぁって再確認ができるんです。またの機会にお伝えしますね。
田んぼみたいに広い土地なんかは「畝(せ)」って単位だったりするんだよ。
写真
次に目が行くのが写真かな。どんな感じの土地かを表現してるので凝視しちゃいますよね。
でも!この写真が曲者です!
近年はコンピュータってのが発達したので、写真加工なんかもできちゃうわけです。暗い写真を明るくしたりすることが簡単に出来ちゃうんですね!
ココトチのお母さん「喜々津ホーム」にはね、この画像処理の腕前がプロフェッショナルな素敵な女性スタッフがいるんだよ。明るくするって簡単なことだけやなくて、色々な事をする事ができるみたいなんです!本当に素晴らしいスタッフさんなんだよ!
(クマはボンクラなので何が何やらさっぱりわかんないので任せっきりです。)
だけど、裏を返せば…写真ってのは信用できないことってことになるんですね。信用できないってのは言い過ぎかもしれませんが、写真を鵜呑みにしすぎるとショックを受けちゃうことがよくあるんだよ。
クマもしょちゅうありますよ、騙された!って思うことが。
これを解決するにはね、現地に赴く!これ以外に解決方法はありません。
現地へ
当然不動産を買おうと考えている方は、現地を見ないで買うことなんてないと思うんやけど、今の時期なんかは敷地に草がボーボーになっててよくわからん!ってことがあるんです。
そうなると頼るのは写真になっちゃいますね。でもその写真が…
なのでやっぱり!高い買い物をするんやから草をかき分け自分の目で確認すること!
これが絶対条件となります。
特に土地ってのは現状渡しってことが多々あります。つまり、今のまんま売りますね。ってことですね。それなのに確認しないと…騙された!って気分になっちゃうってことなんですね。
現地で確認する。当たり前のことですが大事なことなんですよ!
ってことで、今回はここまで!
今回は騙されないためのちょっとしたコツをお伝えしました。
ちなみに、クマは虫が大の苦手なので草の中は行きたくないです…
頼まれれば行きますけど…
出来れば行きたくないな…
だって怖いんだもん足が多いのって…
ほな!また!
不動産豆知識36 ~物件検索の初歩の初歩~
皆さんこんにちは。
ココトチの「関西弁の熊」です。
今回は、インターネットで不動産情報を探し当てた後のことについてお伝えしますね。
インターネット
いやぁ~便利な世の中になりましたね、自宅に居ながら様々な情報が小さな箱から得られるなんて。皆さんお使いのパソコンとインターネットのことですね。熊が若いころは、インターネットの環境が整ってなかったので、色々な情報を得るのは大変だったんですよ。って昔話はいらないですね。
さて、不動産情報がのっているインターネットのサイトは色々あります。例えば「たっけんくんネット」「AT HOME」「SUUMO」etc…なんかのことですね。
これらのサイトは、様々な不動産屋さんが皆さんに広く情報を提示して知ってもらうように集まっているサイトになります。いちいち不動産屋さんに足を運ばないでいいようになってるってことですね。
これを利用しない手はないですよ~!
ちなみに「AT HOME」は最初の画面に「さまぁ~ず」がドン!と出てきますが、側右上の×印をクリックすればOKです。
検索一歩目
とりあえず、(公社)長崎県宅地建物取引業協会が運営している「たっけんくんネット」を題材にお伝えしていきますね。
基本的には、不動産検索サイトってのは同じような感じのサイトになってるんですよ。ただね、画面構成が違うって感じですね。
この中から自分に合った条件で物件を検索していきます。
まず最初は、何を探しているか?です。つまり、「土地」「中古一戸建て」…?ってことですね。で、必要な情報をクリック!
すると、小さなウィンドウが開かれて「エリアから探す」「沿線から探す」「地図から探す」って三つ選べるようになってます。この中で皆さんが選びやすい感じのものをクリック!
エリアから探す
これをクリックすると、市や町を選択する画面が表れます。その中で情報が欲しいエリアにチェックをいれて、画面を下までスクロール!
途中で学校名なんかを入力出来たり、ちょっとした条件をチェックできる箇所がありますので、必要に応じてクリック!
で、最後にこ奴です!
沿線から探す
これをクリックすると、JR線の各線なんかが表示されますので、情報が欲しい沿線をクリック!
すると、こんな感じの画面が表示されますので、欲しい情報の近くの駅にチェックを入れましょう。必要であれば、学校名や条件なんかの欄にチェックを入れて、「この条件で物件を検索」をクリック!
地図から探す
これをクリックすると、地図が出てきます。その中から情報が欲しい地名をクリックするんですね。
そうすると、地図が表示され物件がある部分には、何やわからんマークが表示されます。(土地の場合は木なのかな?)
何やわからんマークをクリックすると、簡易的な情報が表示されますので、必要であれば「詳細表示」をクリック!不要であれば「×」!
こんな感じで検索を進めて行きます。
ってことで、今回はここまで!
初歩の初歩やから今回のブログは必要なかったかな?
でも、なんとなくこんなサイトがあって検索するんだってことを覚えといてもらえれば、他のサイトを閲覧して参考になると思います。
う~ん…わかりやすいようにと思ってサイトの画像を載せたのですが大丈夫なんだろうか?
色々後で怒られるのかな?
まぁ、いいとしとこう!
ほな!また!
日常業務16 ~ご希望を破壊しちゃうことも…③~
皆さんこんにちは。
ココトチの「関西弁の熊」です。
「破壊編」まだまだ続きますよ~!
またまたおさらい
ご相談者様に、熊が考える三大リスクをお伝えしたんでしたね。覚えてますか?
①予算②管理③借家人って内容のリスクでした。
①予算については前回のブログで、何がリスクとなるのかをお伝えしました。
なので今回は、②管理③借家人のリスクについてお伝えします。
②管理
ご相談者様が気に入られている土地ってのは、400坪もある広大な土地なんです。この広大な土地を購入するってことは、当然ながら、広大な土地の管理をするってことになりますね。
土地を購入するってことは、その土地全ての「責任」を購入することになるってことなんです。
ってことは、400坪もある広大な土地の管理を自分でしないといけなくなるわけですね。当たり前やけど。
管理ってのは、わかりやすくいうと「草刈り」やったり「掃除」って感じの労働を伴うことから、お隣さんとの境界についての管理やったり、段差のある土地やと段差部分の安全確保する事やったりと、いっぱいあるんですね。
売却理由
一般的にね、土地を売却しようと考えている方の理由の有力な一つとして「管理ができなくなった」ってのがあるんですね。
理由は様々なんですよ。お年を召して草刈りができなくなったとか、遠方に引っ越すことになって管理ができなくなるとかですね。
つまり、管理をするってのは、そんなに簡単なことではないってことなんです。
管理するってことは責任を持つってことですから、問題が発生すれば当然ながら管理者の責任問題になるわけです。
この責任問題がこじれると裁判になったり、ご近所との仲がうまくいかなくなったりすることがあるんですね。
土地を購入するってことは「責任」も一緒に背負うこと!ってのを覚えててくださいね。とっても大事なことなんですよ。
③借家人
ご相談者様が気に入られている土地には、既存の建物が建っていて、その内の一棟に借家人さんが住んでいらっしゃる状態なんですね。
土地を購入すると、借家人さんも一緒についてくるってことなんです。
当然メリットもありますね。借家人ですから、借家代金を支払っていると思われます。その代金は、ご相談者様の収入となるわけですね。
でもね、借家人さんがどのような人かわからない状態で、購入するデメリットって計り知れないんですよ。
家賃を平気で滞納するような人だったらどうします?
ちょっとしたことでも、建物の異常を訴えてきて修理を求めるような人だったらどうします?
ご高齢だとしたら、もしかたら中で…ってことになることも考えられますね。
こんな風に、メリットもありますが、多くのデメリットを考えないといけないんですね。
モラルなんだけど
熊が知っている人でね、昔借家経営をされている方がいてたんですよ。その人の口癖は「借家人ってのは勝手で困る!」ってことでした。
借家を出るときは、家の中を空っぽにしてください。って条件やったのにいっぱい荷物が置いたまんまとか。
ご近所付き合いが苦手な方が借家人で、大家である借家経営者さんに苦情が頻繁にくるとか。
借家自体を勝手に改造してしまう借家人さんとか。
期限になっても出て行ってくれない借家人さんとか。
これ他にも、もっといっぱい問題があってたんだそうです。
結局その借家経営をされてた方はね、自分で全て管理するのが大変すぎて弁護士さんに入って貰って対処されたりしたんです。
こんな風に、借家人さんがいるってことはデメリットが多くなる傾向があるんですね。
借家人さんのモラルの問題なんやけど、やっぱり赤の他人さんです。その方の思考や趣味なんかは変える事ができないし、こちらの考えも伝わりにくいんですね。
最後に
そんなこんなでね、ご相談者様とのお話しの結果「購入はもっと深く考えてからにします」ってなったんだよ。
初めは夢がどんどん広がって、あの土地だとこうできる!ああできる!って話だったんですが、現実のお話しを伝えたところ、ちょっとショボンとされて元気がなくなっていっちゃったんです。
でもね、最後には「ありがとうございました。もっと深く冷静に考えてみます。」っておっしゃってくれたんだよ。
この言葉の後にね。
「ココトチはご相談者様といい友達になりたいと思っています。決してお考えを否定するつもりはありません。ただ、大事なお友達が危ない橋を渡ろうとしていたら止めることに全力を尽くします。ただ止めるだけではなくて、なぜ?止めるのかを説明させて頂いて、どうすれば危険が少なくなるのかの提案をさせていただき、大事なお友達が後悔をしない判断をしてもらえるよう努力しています。」
ちょっとかっちょ良すぎですねぇ…ほんまはこんな感じのことを言ったってのが正解なんやけど、かっちょよくしておきましょう。
こんな感じで、夢を破壊しちゃうこともあるんですね。ちょっと熊自身もつらいんやけど、大事な友達が危険な橋を渡るのは見て見ぬふりはできませんもんね。
ってことで、今回はここまで!
ほな!また!