不動産豆知識13 ~土地売買価格2~
皆さんこんにちは。
ココトチの「関西弁の熊」です。
今回も土地の売買価格についてお伝えしたいと思います。
四つの価格
ココトチでは、土地の売買価格に四つの種類があると考えています。
一つ目は、売主さんが考えている希望価格です。
二つ目は、現地調査をして公的資料を基に算出した査定価格です。
三つ目は、土地を売りに出す時の売出価格です。
四つ目は、実際に売買が行われる成約価格です。
一つ目が一番高い価格で、徐々に価格が下がってくる感じですね。
希望価格
売主さんが今まで大事にしていた土地を売るわけですから当然希望する価格は高くなってしまいますね。そこには、土地と共にある思い出などが詰まっているから。
もう一つのパターンとしては、売主さんにお金が必要なときです。例えば「1,000万円で売らないと引越できない」とかですね。
希望価格は、簡単に言うと売主さんの都合による価格ってことになります。冷たい言い方ですが、買主さんには関係のない感情や都合が入っている価格ってことになります。
査定価格
これは公的機関が発表している情報を基に割り出した価格のことです。固定資産税の路線価を基に割り出す価格であったり、公示価格を基に割り出した価格のことになります。
固定資産税の路線価ってのは、固定資産税を徴収する額を決めるための基準のことです。固定資産税を何の基準もないのに徴収されたら腹が立つですよね。なので、ちゃんんとした基準ってのが決まっているんです。
公示価格ってのは国や都道府県が公表している標準地の土地の価格のことです。標準地ってどないして決めるんでしょうね?それはわかりませんが、国や都道府県はこの価格を基に公共事業の用地などを購入したりしています。
これが一番適正な価格やん!
売出価格
実際に不動産屋さんが売り出す価格のことですね。上記の希望価格や査定価格を基に決めるのが売出価格なんですが、ここが難しいところなんですね。
売主さんの希望価格と査定価格を照らし合わせて算出するんですが、なかなか希望価格とのギャップが埋められず査定価格とほど遠い価格設定になることがあります。
売りに出して状況を見てから価格を下げるって方法を取る不動産屋さんや売主さんもいらっしゃいますね。ココトチでは出来る限りこの方法は取りません。
売出価格を下げたって事実は、買主さんの目に止まる確率が非常に高いですね。買主さんも一生懸命土地を探しているわけですから。
ってことは、買主さんは「もうチョイ待ってたら、もっと下がるんちゃうか?」って感じちゃうと思います。そうすると、売れるまでの時間が大幅にかかったりするんですね。
成約価格
実際に売買をする価格のことですね。契約価格って言い換えてもいいと思います。
売出価格から成約価格になるまで、意外と色々あるんですよ。売主さんと買主さんの間で条件等の話し合いや、価格の交渉であったりとかですね。
大事にしてるのは
ココトチで大事にしているのは希望価格です。と言うか売主さんの希望価格の中に入っている「思い入れ・思い出」です。
確かに市場の価格には関係のない要素ですが、売主さんのお気持ちを大切にしながら、一緒に考えて売出価格を決めていきたいと思っています。
売主さんに、ちょっと厳しい現実を突きつける事もあると思います。でもね、ココトチは友達だからこそ厳しいことを言うんですよ。
土地を売ろうと考えている方は是非ココトチに連絡くださいね。
絶対にいい加減な対応をしたり、安易な価格設定をしたりしません!
(たまぁにミスすることは許してくださいね。)
今回も売買価格についてでした。
極力写真やイラストを使おうと考えているのですが、大切なお金の話なのであえて画像なしで投稿します。
「あえて」ですよ。決して手を抜いてるわけではありません!
投稿する的確な画像が無いと言えばそれまでなんですけど…手抜きではない!
ってことで、ほな!また