日常業務17 ~いわくつきの土地②~
皆さんこんにちは。
ココトチの「関西弁の熊」です。
今回は、前回の続きで日常業務での出来事を中心にお伝えしますね。
問い合わせ
不動産の物件をね、検索したらすぐに現地へ!
ってことをすると、前回お伝えしたように「既に予約が入ってます…」ってなことが起きる可能性があるんだよ。
なので、気になる物件を見つけたら、まず「どこの不動産屋さんが扱ってんのかな?」ってのを確認します。
これを見て、電話をしてみましょう!
直接不動産屋さんに行くのもいいけど、担当者不在だったり他の物件を勧められたりするので、まずは電話でいいと思います。
①商談中かどうかの確認
上でも書いたけど、インターネットや新聞チラシに載ってるのに予約が入っていて商談中ってことが不動産にはよくあるんだよ。
これには様々な理由があって不動産屋さんが悪い!とは言い切れない部分があるんですね。なので、商談中でも怒らないでね。
②不動産の状況
現在、その不動産はどんな感じになっているかの確認ですね。
写真やと綺麗やけど実際はどうなん?って確認するって感じですね。意外とこれを確認すると、不動産屋さんは「実は…」ってことを話してくれたりするもんなんです。
ポイントですよ。基本的に不動産屋さんってのは、聞かないと教えてくれません。なので、ガンガンお聞きするってのが大事になるんだよ。
③周囲の状況
写真には写ってないけど、前面道路の交通量とか、近隣の住宅はどんな感じかな?ってことをお聞きするんですね。
これは最終的には自分で現地に行って必ず確認します。でもね、情報はもらっておいて損はないことなんですよ。もしかしたら、たまたま車が少ない時に現地に行っちゃうかもしれないでしょ。
④ライフライン
ライフラインってのは、上下水道や都市ガスのことですね。
これらライフラインがどうなっているのかお聞きするんだよ。意外とね、不動産情報には整備されてるように書かれてるんやけど、引込工事が必要です。ってなことが多いんですよ。
でもね、引込工事ってのがわかりにくいでしょ。そんな時は「この不動産を買ったらすぐにライフラインは使える状態ですか?」ってお聞きするんです。
するとね、「上下水道は前面道路まで本管が通っていますが、引込工事が必要です。」ってな感じの答えが返ってくることがあるんだよ。
こうなると、土地の代金だけじゃダメってことになりますね。なので、これも大事なポイントです。
⑤最後に
不動産屋さんの情報って、意外と場所があいまいだったりするんですね。なので、しっかり住所を聞くとか、FAXが使えるなら地図を送ってもらうとかしないといけませんね。
こんな感じで不動産屋さんに問い合わせをするんだよ。他に気になることがあれば当然お聞きしないとね。
いわくつき
うわっ!この不動産めっちゃいいやん!って不動産屋さんにお電話したんです。そしたらね「ちょっとお伝えしないといけないことがあるんです…」って言われちゃったんだよ。
「実は所有者の方が、玄関でお亡くなりになっていて、その方の遺言で飼ってた犬と猫を大事にしてくれって遺言が残されてる不動産なんです。なので、現在、建物の中は犬と猫の屋敷と化してます。」
えぇっ!そうなん!
つまり、相続人の方が全然手を付けてなくて、ほったらかしの不動産なんっだって。だから、その不動産を購入すると、もれなくワンとニャーが何匹か付いてくる!ってことだったんです。しかも、所有者さんは玄関で亡くなられている。
……………わかりました。ありがとうございました。
って電話を切っちゃった。
お客様にご紹介したかったんやけど、ちょっと負担が大きすぎると判断したので、ご紹介書類にはまとめないで、情報だけを教えて差し上げようと思っています。
こんな風にね、電話で確認することによって広告にある情報以上の情報が手にはいることがあるんだよ。
判断
これも判断するのは、お客様なんですね。
なので、ココトチでは、お客様にそのまま情報としてお伝えしています。もしかしたら、お客様は犬や猫が大好きで大事に飼ってくれる人かもしれませんもんね。
ココトチはね、大雑把な一般的判断はしようと思いますが、得た情報は包み隠さず伝えようと考えています。勝手にクマが一般的な判断だ!って判断したことがお客様の不利益につながったら意味ないもんね。
こんな感じで「いわくつき」不動産ってのは存在するってことですね。
イギリスの人ってのはね、オバケが出るお家なんかは高額で買い取ったりするんだよ。お客様の感覚によって「いわくつき」の感覚も変わるってことですね。
判断するのは、お客様なんです!
ってことで、今回はここまで!
ほな!また!